死後の世界、ハムハムランドについて

もう会えない元恋人、付き合っていてもずっと会えていない恋人とか、生きてるけど会えないんじゃ死んでるのと同じだなぁなどと思う反面で、
既に死んでいる人には、もう今後会えないという辛い現実を和らげるため、今は顔を見ていないだけでどこかで生きていて、いつか会えるかもというポジティブな考え方をしたりする。


それが天国とかの死後の世界の存在の考え方につながるのだろう。
科学が発達した時代だし、天国は物質的な存在はないかともおもいつつ、信仰として考えると、天国がどこかにありいつかそこでまた死者に会えると思っていた方が、心をポジティブに生きていける。
親が死ぬ前は、天国は単に神話の中のモチーフくらいだと思っていたしそれについて考えることもなかったが
いなくなった後つらさや少し寂しい気持ちなどがわくと、心を軽くするためにまた天国で会えるかもという思考がうまれ、よく思うようになった。
天国という場所はそういうふうに、辛い思いをした人達が想うことで存在感を増し、生まれた場所なのだなと思った。


そのつながりで、ハムスター飼育界隈がよくツイッターで口にする、ハムスターの死後の世界ハムハムランドについても同じことを思う。
ハムハムランドも生前大切にされたハムちゃん達が、死後そこにいると願う飼い主達が生んだ場所といえる。


お盆にはハムハムランドからハムちゃん達が帰省するし、お盆が終わると帰っていく、というツイートを飼い主達が生前のハムちゃんの写真つきでしていて、

そのツイートに対して、●●ちゃん帰ってきてえらいねー など他飼い主からハムちゃんに対しての温かい反応がある。
そういった、ずっと一命のハムちゃんを忘れない飼い主や愛に溢れたツイートをみて、色々な弔いの形があるなと少し涙がでた。
自分が飼っていたハムスターのことや、親のことも少し思い出したお盆だった。